特色のある治療
皮膚科の専門医である当クリニックが主に扱っております症状と治療法についてご紹介いたします。
それぞれの治療は健康保険適用の対象となるものと、ならないものがございます。ならないものについては、詳しくはクリニックへお問い合わせください。
しみ − トレチノイン・ハイドロキノン外用療法
しみに対してトレチノインというビタミンAの仲間とハイドロキノンというメラニンの生成を抑える薬を組み合わせた外用療法(東大形成外科方式)を行っています。オバジ方式ではなく当院で個人個人に合う濃度に調整したものを使用します。しみの中でも、肝斑、老人性色素斑、炎症後色素沈着と呼ばれる、盛り上がりのないしみに塗り薬による治療を行っています。2ヶ月1クールで、通常は2,3クールで改善します。(結果に個人差はあります。)
色素性の病変など − ダーモスコピー
ダーモスコピーは患部にゼリーを塗り、光の乱反射をなくし、ほぼ無反射の状態で患部を観察できるようにした器械です。いろいろな皮膚病変の観察に使用しますが、特に力を発揮するのが、色素性病変、つまり黒い色をしたできものや、茶色い色をしたできものを観察する場合です。ほくろと悪性黒色腫を見分ける場合も使用します。当院では、5年前からデルタ10、1年前からデルタ20を使用しています。悪性黒色腫の初期病変を発見し、患者さんの早期治療に結び付けています。
にきび − 集中治療
難治性にきびに対して、ケミカルピーリング、高濃度ビタミンC誘導体イオン導入、トレチノイン外用を組み合わせて治療しています。
円形脱毛症
日本皮膚科学会の円形脱毛症治療ガイドライン基づき治療いたします。
尋常性白斑(しろなまず) − エキシマライト照射
尋常性白斑(しろなまず)に対して、エキシマライト照射を行っています。1週間に2回当てる必要があります。
男性型脱毛 − プロペシア、ザガーロの処方
男性型脱毛にプロペシア、ザガーロを使用しています。診察料、処方料、薬剤料で1ヶ月約10,000円です。
巻き爪 − 非手術的治療
巻き爪には、通常の手術のほかに、超弾性ワイヤー、形状記憶合金プレート、アクリル人工爪、VHO法を行っています。爪の状態により使用するものが異なります。種々組み合わせて行います。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎に対しては、西洋医学的治療(従来の抗アレルギー剤、ステロイド外用など)、東洋医学的治療(漢方薬)、心身医学療法を駆使して治療可能な方法をすべて使い、治療しています。
みずいぼ(伝染性軟属腫)
みずいぼ(伝染性軟属腫)に対しては、希望される方には硝酸銀ペーストを使用しています。一時的に黒くなりますが、痛みが少なくて治療可能です。